2025年09月25日更新
サンマルクカフェなどの飲食チェーンを手掛けるサンマルクホールディングス(代表 藤川祐樹代表取締役)が宇城市で農業参入を行うにあたり、9月11日(木曜日)に熊本県庁で熊本県立ち合いのもと、宇城市と営農に関する協定を締結しました。
同社は、宇城市松橋町に営農を目的とした事業会社「株式会社サンマルクファーム」を7月に設立。農家から土地を借り受け、約6.5ヘクタールの農地で11月より稲作の裏作として小麦の生産を計画しています。
藤川代表取締役は、「日本における小麦の自給率は、約15%であり、食を生業としてきた当社は、この社会的な課題に対して、真剣に取り組むべきであると考え、農事業に参入することを決意しました。農業の課題でもある生産性の向上にも取り組み、皆さんと協力して持続可能な農業のあり方を追求していきたい」と参入に対する意気込みを語りました。
末松市長は、「現在、市内では、国営によるほ場整備事業を行っており、整備後は、裏作物の生産に取り組むことができます。その農地で新たな小麦産地を形成し、民間企業のノウハウを生かすことで、農産物のブランド向上と農家の所得向上につながり、稼げる農業の実現を目指していきます。さらに担い手不足や高齢化などの課題に対しても、行政と民間が力を合わせ、持続可能な農業を実現していくことが本市のみならず、農業の未来にとって重要な一歩になると考えています」と述べました。
(写真右から)協定の締結にあたり、会見を行う末松直洋市長、木村敬県知事、藤川祐樹代表取締役
営農に関する協定書に署名を行う末松市長