2023年04月17日更新
登録有形文化財
明治天皇即位50周年記念事業として計画、明治45年に天皇の崩御により計画を変更、天応頌徳記念館として宇土郡の公会堂、産物に陳列、教育勧業の振興として、大正7年に建設されました。
小泉八雲の紀行文「夏の日の夢」ゆかりの旅館・浦島屋の跡地です。
館名「龍驤館」の由来
明治5年、明治天皇の最初の西国巡幸に際し、熊本入りした御召艦「龍驤」ほか供奉艦の計8隻が熊本行幸を終えました。6月20日、風雨が強くなったので、これを避けるために三角湾に仮泊し、21日午前2時ころに鹿児島に向けて発航したことに由来します。
このとき御召艦「龍驤」に乗艦していたのは、参議兼陸軍大将 西郷隆盛、陸軍少輔 西郷従道、海軍少輔 川村純義、宮内卿 徳大寺実則など70余名と近衛兵一小隊でした。
軍艦「龍驤」の説明
1865年、肥後藩の注文により、イギリスのアバーディン造船所で建造。廃藩置県があり、熊本藩は明治政府に供出されました。1878年に「扶桑」が竣工するまでは、日本海軍の主力艦でした。
基本情報
- 住所:宇城市三角町三角浦【九州自動車道・松橋インターチェンジより/車で約50分】
- 入館料:有料(高校生以上200円、小学生・中学生100円、幼児無料)団体割引あり
- 駐車場:あり