2022年05月11日更新
内水ハザードマップを作成しました!
近年、宇城市では田畑から宅地化したことや局地的な集中豪雨に伴い、浸水被害の発生が多くなっています。平成28年6月に時間最大降雨136ミリメートルを観測しており、多くの浸水被害が発生しています。
そこで、市民のみなさまに大雨に備えて事前に備えてほしいこと、避難方法、浸水が想定される範囲と深さといった情報をあらかじめ提供し、安全で円滑な避難を促すために作成しました。
内水ハザードマップとは...
内水ハザードマップとは、想定最大規模降雨の雨(1時間153ミリメートル)が降った場合に松橋町と不知火町の公共下水道区域内(上図の青枠が解析範囲) においてどのくらい内水氾濫により浸水するかを示した地図(内水浸水想定区域図)と避難に必要な情報を掲載したものです。
外水氾濫(洪水)の影響は考慮していません。この内容については、宇城市ハザードマップの「洪水・土砂災害」に掲載されていますので、必ず確認しておきましょう。
内水浸水想定区域図とは?
内水浸水想定区域図は内水氾濫が発生した場合に想定される浸水区域や浸水深等を浸水シミュレーションを実施し、作成した図面です。
内水氾濫とは?

内水氾濫は市街地に排水能力を超える雨が降り、排水が雨量に追いつかず建物や土地が水に浸かる現象です。
多量の雨が降り、河川水位が高くなることで、排水の役割を担う用水路が機能不全となって冠水が広がるものや、河川の水が排水路を逆
流して起きるものがあります。
外水氾濫(洪水)とは?

外水氾濫(洪水)とは大雨などが原因で河川の水位が高くなることによって堤防の決壊や河川の水が堤防を越えたりすることにより起こることをいいます。
どのように活用すればいいの??
内水ハザードマップには、情報面と地図面があります。
情報面には避難に必要な情報として 「大雨に備えて事前にやっていくこと」 と 「大雨が降ると分かったら」を掲載していますので、日頃より大雨に備えましょう。
地図面には浸水域、浸水深、避難所等を表示させています。ご自宅、会社、学校周辺や避難ルートに浸水域がないか確認し、避難場所へ安全に避難できるルートをあらかじめ決めておきましょう。
<地図面> <情報面>
・内水ハザードマップ_不知火 (PDF 1,355KB) ・内水ハザードマップ_情報面 (PDF 1,215KB)
・内水ハザードマップ_松橋1 (PDF 1,668KB)
・内水ハザードマップ_松橋2 (PDF 1,468KB)


熊本県のホームページに私たち一人ひとりがあらかじめ避難行動計画がたてられるように「くまもとマイタイムライン」が公表されていますので、避難行動計画をたてておきましょう。
「くまもとマイタイムライン」の作成はこちら(外部リンク)
内水浸水シミュレーションの条件について
- 降雨条件:想定最大規模降雨(1時間153ミリメートル)
- 対象区域:松橋町、不知火町の公共下水道区域内
- 対象水路断面:600ミリメートル以上を対象
- 外水氾濫(洪水)、高潮、津波は考慮していません。
雨の振り方によっては想定する浸水深さを超えたり、浸水想定外の場所(地図上で無着色の場所)でも、浸水の可能性はあります。
浸水シミュレーションは水路断面600ミリメートル以上を対象としているため、道路側溝や小水路からの内水氾濫は反映できていません。
避難所について
宇城市では各避難所に広域拠点避難場所と緊急指定避難所を区分しています。内水ハザードマップには広域拠点避難場所を赤、緊急指定避難所を緑で表示しています。
広域拠点避難場所は防災拠点センター(松橋東防災拠点センター、松橋西防災拠点センター、不知火防災拠点センター)が対象となっており、避難が必要と想定された場合に第一段階で開設される避難所です。
緊急指定避難所は避難される人数に応じて順次開設されますので、防災無線、宇城市情報メール、宇城市公式LINEで案内します。
Q&A
よくある質問をまとめてみましたので、マップとともにご活用ください。
作成中のため、しばらくお待ちください。
宅地建物取引業者の皆様へ
宅地見物取引行法施行規則の一部改正(令和2年8月28日施行)により、水防法に基づき作成された水害ハザードマップにおける取引対象の宅地または建物の所在地を新たに重要事項説明として位置づけられました。
宇城市では雨水出水浸水想定区域(水防法第14条第2項)の指定は行っていませんが、 今後区域の指定を行う予定です。宅地または建物の取引の際には内水ハザードマップを確認していただきますようお願いいたします。