2025年12月17日更新
12月4日、不知火町大見地区で不知火「大見柑」の収穫応援イベントが開催されました。
これは、担い手不足が進む大見地区の段々畑を再生し、地域の未来を切り開くモデルケースとなることを目指す、同地区で果樹園を営む株式会社la Nui.の思いに共感した企業が連携し、地域活性化することを目的として開催したもの。宝酒造株式会社(京都府)が2025年4月に㈱la Nui.の大見柑を使用した商品を発売したことを契機に、原料加工を担う株式会社日本果汁が企画し、㈱la Nui.が主催しました。
大見柑とは、好適な生産環境や蓄積された栽培技術によって生まれた特別な不知火であり、大見の柑橘という意味を込めて生産者の髙岡辰也(たつや)さんが名付けました。
この日は、宝酒造㈱や㈱日本果汁をはじめ、㈱セブン-イレブン・ジャパン、㈱博多大丸、かくやフーズ㈱、住友商事九州㈱、㈱ジョブ・システム、九州産交リテール㈱、国分九州㈱の関係者ら約20人が参加し、大見柑の収穫を体験しました。
㈱la Nui.の髙岡さんは「今回のイベントでつながったご縁を大切に、大見の段々畑を復活させるべく頑張っていきたいです」と意気込みました。
参加者からは、「斜面に立っての収穫は大変でした」、「生産者の苦労を知った上で、大切に大見柑を使用したい」などの声が聞かれました。
宝酒造㈱が販売している、髙岡さんの畑で採れた大見柑を使用した商品「寶 CRAFT〈熊本大見柑〉」は、県内のセブン-イレブンやスーパーなどで発売中です。
寶 CRAFT〈熊本大見柑〉と収穫された大見柑