2025年10月31日更新
10月24日、九州産交バス松橋営業所の閉所式が行われ、歴代所長やバス利用者など約30人が同営業所に思いをはせました。
同営業所は昭和40年に開所し、これまで約60年間、地域の公共交通の拠点として地域に愛されてきましたが、バス利用者の減少や乗務員不足などの影響による運営体制の再編で、9月30日をもって閉所。
九州産交バスの岩崎司晃(いわさき しこう)代表取締役社長は「松橋営業所は、地域の皆さんの日々の生活を支えて親しまれてきました。今回、閉所することはさまざまな要因がありますが、決して後ろ向きではありません。今後も熊本の交通インフラを守り続けるための未来へのスタートです」と話しました。
幼少期から同事業所を発着する路線バスを利用していた園田孝純(そのだ たかよし)さん(松橋町)は「この営業所はただのバスターミナルではなく、地域のコニュニティーセンターの役割を果たしていた。閉所したことはさみしいですが、今後は松橋駅周辺を利用することで公共交通を応援していきたいです。地域の公共交通をけん引してくれた松橋営業所、ありがとう。おつかれさま」と感謝の気持ちを語りました。
松橋営業所での思い出を話す園田さん
待合所で使用されていたベンチ
10月21日より、窓口機能は、旧営業所の道向かいにある中華料理店の華月園の敷地内に、松橋販売所として移転しました。
 
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