2024年10月22日更新
市制20周年記念 令和6年度宇城市スポーツ講演会
このスポーツ講演会は、市教育委員会がスポーツのトップ選手や一流の指導者による講演会を通じて、子どもたちに「本物の技術を見て、本物を感じる」ことで夢や感動を与えるともに、そのこどもたちを指導する指導者の育成に繋げることを目的に令和2年度から開催しているもので、今回が5回目の開催となります。
また、本年は市制20周年と宇城市にとって記念すべき年であり、併せてパリオリンピックが開催された年でもあることから、宇城市の更なる機運の高まりを図るため、レスリング女子元日本代表でオリンピック三連覇の吉田沙保里(さおり)さんをお招きし、9月23日に開催しました。
レスリング女子元日本代表 吉田 沙保里さんが宇城市へ
会場には、レスリングクラブや部活動で活動している子どもたちやその保護者など約800人が来場し、オリンピックでの心境や幼少期からの練習の話、子どもたちへのアドバイスなど、貴重な話を真剣に聞いていました。
吉田さんは、「1番大切なことは夢を持つことだと考えています。私は中学生の時に『オリンピックの金メダルを取りたい』と目標を掲げ、練習に励みました。金メダルを取ってからも、次のオリンピックで連覇を果たそうと次なる目標を掲げて練習してきたことが成果につながったと思います。皆さんもぜひ、夢や目標を持って練習に取り組んでください。」とアドバイスしました。
講演を聞いた宇城アローレスリングクラブ所属の市原美樹(みき)さん(12)は「講演を聞いて夢を持つことの大切さを感じました。目標を持って練習にはげめるように、夢を見つけようと思いました。」と話しました。
また、小川工業レスリング部所属の古瀬祐太(ゆうた)さん(16)は「1番すごいと思っている選手が吉田沙保里選手です。小学生の時からレスリングをしていますが、吉田選手の映像を見てたくさん勉強してきました。吉田選手のように強くなれるよう、得意な技を研究しようと思います。」とこれからの練習へ意気込みました。
写真「来場者へ熱い気持ちを伝える吉田沙保里さん」
講演の最後には、来場者から吉田沙保里さんへ質問がありました。
「試合前に過度に緊張してしまいます。どういった対処方法がありますか?」と質問をした、熊本県立小川工業高等学校レスリング部の竹田 流唯さんに吉田沙保里さんは、「試合前は誰でも緊張してしまう。だから、相手も緊張していると思って、自分のやってきた練習を思い出して全力を出せばいいと」答えてくれました。
写真「吉田沙保里さんのアドバイスを聞く宇城アローレスリングクラブのこどもたち」
講演後は、皆さん素敵な表情をされていました。
吉田沙保里さん、貴重なお時間ありがとうございました。