2025年06月11日更新
6月8日、松橋町の大野ふれあい会館で防災訓練が開催されました。
これは、大野区が区民の防災意識を高め、有事に備えることを目的に、宇城市防災士会、消防団、宇城市防災消防課などからの支援を受けながら毎年この時期に行っているもので、今回で4回目。早朝から105人が参加しました。
この日は末松市長も訪れ、「近年は100ミリメートルを超えるような大雨も多発しています。油断せず、自分の命を守ることを優先に行動をしてください。市としては避難所も早めに開設しますので、避難先の一つとしてご活用ください」と早めの避難行動を呼び掛けました。
訓練では、公民館内で身近な防災として気道内異物除去や、胸骨圧迫とAEDを使用した救急救命、炊き出しを実施。
南消防署の署員が講師となり、誤飲時の対処法や胸骨圧迫の方法を人形を用いた実践形式で学びました。
親子で訓練に参加した東義徳(あずま よしのり)さん(61)と紗代(さよ)さん(10)は「心臓マッサージは初めて行ったが、想像以上にきつかったです。実際に人を助けないといけない場面に出会ったときに冷静に対処できるよう、繰り返し訓練を行いたいです」と振り返りました。
同区の上山和博(かずひろ)区長は「あいにくの雨だったが、多くの区民が参加し、防災に対する意識の高さを感じた。今後も地域の皆さんの防災に対する意識づくりを継続していきたい」と話しました。
赤ちゃんが誤飲した時の対処法を実践形式で学ぶ
胸骨圧迫の訓練
炊き出し訓練では、だご汁70人分と、ヤマザキパン熊本工場から支援物資としてパン300個が提供されました。