2024年04月10日更新
宇城市小川町の平田畳店で働く平田享助(きょうすけ)さん(39)と株式会社ROOFTILEよしとみで働く太田有紀(ゆうき)さん(38)が3月29日、市役所を訪れ、技能グランプリでの受賞を報告をしました。
技能グランプリは全国の熟練技能者の技を競い合うことで技術向上や後世に引き継ぐことを目的に30職種で実施されているもの。2月23日から25日にかけて北九州市を中心に開催された第32回大会で、日頃の業務で培っている技術をいかんなく発揮し、平田さんは畳制作部門で金賞、太田さんはかわらぶき職種部門で銅賞に輝きました。また平田さんは金賞受賞者のうち特に優秀だった人に贈られる厚生労働大臣賞も受賞しました。
金賞を受賞した平田さんは「金賞を取るまで15年くらいかかり、率直に安心した気持ちです。金賞を取ると、グランプリへの出場ができないので、寂しさもあるが、今後も自分の技術の向上に努めながら、後進を育成していきたいです。」と意気込みました。
初出場ながら銅賞を受賞した太田さんは「この大会で先輩たちが良い成績を残していて、自分も挑戦したい気持ちがあった。初出場でどこまでできるかわからなかったが、入賞できてうれしいです。」と喜びを語りました。
一般社団法人熊本県技能士会連合会 中野廣(ひろし)副会長(写真右から2番目)が成績を市長へ報告
(写真左から)守田宇城市長、平田さん、太田さん、中野副会長、株式会社ROOFTILEよしとみ 吉冨訓生(くにお)代表取締役