2024年03月08日更新
2月24日、旧郡浦小学校の創立から150周年を記念したタイムカプセル開封式が開催されました。
同小の創立100周年時である昭和48年に記念碑を建立し、当時在校していた全校児童約270人がタイムカプセルを石碑の中に入れ、50年後に開封する約束をし、実現されたものです。
開封前に、当時の児童会長である元松和彦(かずひこ)さん(62)が「タイムカプセルを石碑内へ入れることになったが、石を選ぶのに1カ月くらい仕事ができないほど探して選んだ、と叔父から聞きました。当時の親や先生に感謝しないといけないと思います。自分たちの年代でタイムカプセルを埋められたのはラッキーでした。」とあいさつ。
開封前に式の趣旨を説明
タイムカプセルは、電気のこぎりや電動ドリルを使い、コンクリートブロックでふさがれた蓋を壊して取り出しました。
その後、同式に参加した85人は、当時の学年に分かれ、タイムカプセルを開封。その中には、作文や絵、書道の作品が封入されており、参加者はお互いの作品を見せ合ったりして当時のことを思い出していました。
当時6年生の松下弘之(ひろゆき)さん(62)は「何を入れたかは覚えていなかったが、実際に見て思い出してうれしかった。」と話していました。
また、当時1年生の前田和徳(かずのり)さん(56)は「記念碑の中に何か入れたのは覚えていた。久しぶりに同級生たちと会えて、いい機会でありがたかった。」と笑顔を見せていました。
(下記写真について)タイムカプセルに入れた作品を見て、懐かしむ参加者たち