2024年02月20日更新
2月11日、小川町の稲川グラウンドで小川凧(たこ)たこ揚げ大会が行われ、幼児から大人まで35人が参加しました。
この大会は、県の伝統的工芸品である小川凧に関心をもってもらおうと平成27年から小川凧保存会が主催し、たこが揚がった高さや安定感が競われます。今回は、悪天候での中止やコロナ禍を経て7回目の開催です。
当日は、まず5畳分ほどの広さの大だこを大人5人がかりで懸命に走って三度空中に飛ばした後、低学年以下の部と高学年以上の部に分かれて競技がスタート。小川町の4小学校や小川小学童保育、熊本市内の保育園などで同保存会が指導して作られたたこを持ち寄り、笑顔を見せながらたこ揚げする家族連れの姿が多く見られました。
同保存会会長の吉田忠生(ただお)さん(85)は「たくさんの人が参加してくれて本当に良かった。これで受け継いでいく意欲も高まりましたね。保存会のメンバーも加齢や転居で減っていますが、一緒に継いでもらえる人が増えたらいいなと思います。」と4年ぶりとなった大会で、楽しむ参加者たちを見ながら感慨深げに話していました。
低学年以下の部で最優秀賞を受賞した小川小3年生の村上楓斗(ふうと)さんは「賞をもらいたいと思って頑張りました。優勝できてとてもうれしかったです。また来年も出場して賞を狙いたいと思います。」と宣言していました。
(下記写真について)家族と協力してたこ揚げ
(下記写真について)兄弟でたこ揚げを楽しむ
(下記写真について)自作のたこを空高く揚げ、吉田会長から賞状を受け取る村上さん
(下記写真について)村上さんは賞状を持って大喜び