2025年02月19日更新
宇城市内で約4000万円の詐欺が発生しましたので注意喚起します。
相談内容
自宅の固定電話に以下のような電話がありました。
詐欺Gの女性役:「大変です。大変です。あなたの口座が犯罪に使われているので口座が凍結されます。」
詐欺Gの警察役:「凍結される前に預金を他の口座に移す必要があります。」「ネット銀行の口座を作り、そちらへお金を移してください。」
詐欺グループがネット銀行Aに相談者名義の口座を勝手に作成した。
(事前に個人情報を聞き出した可能性あり)
詐欺Gの検事役:「口座ができましたので、そちらに送金をお願いします。」「銀行員に目的を聞かれた時は、1つの口座にまとめたいと伝えてください。」「他の人に言うと迷惑をかけることになりますよ。」
家族にも相談ができず、送金。元の銀行から送金により残高が大幅に減少していることに本人が気づき、警察へ届け出たところ、詐欺であることが判明した。
また、相談者名義の口座へ他の詐欺にあった人から送金もがあっていたことにより、相談者が加害者にもなったしまった。現在、犯人は逮捕されたが戻ってくるお金はない。
消費者へのアドバイス
- このように、複数の人物が登場し、長期間かけて信頼関係を築き、信じこませる詐欺を「劇場型詐欺」と言います。人々は感情に基づく判断をしやすく、驚きや恐怖などの感情が判断力を鈍らせることがあります。詐欺師はこの点を利用し、感情操作と緻密な演技によって被害者を混乱させ、騙し取るのです。
- 劇場型詐欺のターゲットになりやすいのは1人暮らしの高齢者です。普段から一定のコミュニケーションをとっておくことで劇場型詐欺に遭うリスクを減らすことができます。
- 知らない電話番号には出ないようにしましょう。劇場型詐欺の特徴として、詐欺電話がかかってくるケースで高齢者が被害に遭うきっかけは固定電話です。ナンバーディスプレイ(番号表示機能)や留守番電話に設定しておくことも有効です。
- 電話でお金の話は詐欺です。熊本県警察では「電話で『お金』詐欺」被害防止マニュアルを作成しています。ご家族やご友人など、身近な方とご覧になって、みんなで詐欺対策をしましょう。
ご相談は「宇城市消費生活センター」へ
少しでも不安に思ったら、宇城市消費生活センターへご相談ください。
宇城市消費生活センターでは、消費生活相談員資格(国家資格)保有の相談員2名が皆さんの問題解決のお手伝いをしています。
以下のページでセンターについて詳しく掲載しております。
来庁が困難な方、お時間が取れない方は、ぜひオンライン相談をご利用ください(要予約)。
オンライン相談については消費生活オンライン相談を開始しますをご確認ください。
宇城市消費生活センター | |
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日時 |
月曜日から金曜日(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く) 10時00分から12時00分、13時00分から16時00分 |
場所 | 宇城市役所 新館1階「宇城市消費生活センター」の看板が目印 |
電話番号 | 0964-33-8277(上記時間のみ利用可) |