2025年03月10日更新
ミニ手話教室の様子
3月1日、イオンモール宇城で耳の日ふれあい2025が開催され、多くの人が来場しました。
これは、3月3日の「耳の日」に合わせ、コミュニケーション手段の一つである手話への理解を深める目的で、一般社団法人熊本県ろう者福祉協会県中央支部、熊本県手話サークルわかぎ宇城グループで構成される耳の日ふれあい実行委員会が主催したもの。同会場での開催は今回で3回目です。
来賓として参加した末松直洋市長は手話で自己紹介をして「今後県内で5番目となる手話言語条例を宇城市で制定しようと考えています。市民に広く知ってもらい、手話への理解を深めてほしいです。誰一人取り残さない社会の実現に向けて頑張っていきます。」とあいさつ。
会場では、手話サークルによる劇や手話での意見発表、ミニ手話教室などが行われ、手話が禁止されていた時代の苦悩やコミュニケーション手段としての手話の重要性が訴えられました。
そのほか手話による早口言葉や歌、お楽しみ抽選会なども行われ、会場は大盛り上がりでした。
八代市から親子3人で訪れた田口真菜美(まなみ)さん(35)は「息子と娘がイベントスペースの横で耳の聞こえない子と言葉が交わせない中でも楽しそうに遊んでいました。普段なかなか触れ合うことができないので、子どもたちにとっても良い経験になったと思います。」と笑顔を見せました。
一般社団法人熊本県ろう者福祉協会県中央支部の猿渡一徳(さるわたり かずのり)支部長は「最近は、毎週行っている手話奉仕員養成講座の受講生も増え、手話への関心が高まってきていると感じています。今後も聴覚障がい者の皆さんの力になれるよう継続して手話の普及活動を続けていきます。」と話しました。
手話でサザエさんの歌を歌いました
宇城市女性消防団による火事への備えの啓発
手話による早口言葉
鼓々一心会による太鼓の演奏
うき神輿による演舞