2025年03月06日更新
2月28日、河江小で小川町のイ草農家で結成された「熊本小川草心会」がイ草を使ったフォトフレーム作りの出前授業を3年生の児童たちに行いました。
これは、児童たちに地元で育てられているイ草の魅力を伝えようと同会と地域学習が目的の同小とが連携して行っているもので、今年で20年目となります。
授業ではまず、同会が生産したイ草とござを使って、イ草の生産過程を説明。説明を受けた児童たちは「育てるためにどうやって水をやるのか」、「畳に使うい草に成長するまでに何日くらいかかのか。」などを質問し、それに同会のメンバーが丁寧に答えていました。
(児童たちにイ草と畳表の生産方法を説明するメンバーたち)
その後児童たちは、クラスごとに分かれ、授業参観で来校した保護者と一緒にフォトフレーム作りを実施。事前に同会が準備したイ草の畳表で作ったフォトフレームに千代紙を貼り、メンバーたちからアドバイスを受けながら作っていました。
(フォトフレームの作り方を説明するメンバーたち)
(完成したフォトフレームには、お気に入りの写真を入れた)
授業後、児童たちからは「きれいなフォトフレームの作り方を教えてくれてありがとうございました。」、「イ草のことをたくさん話してもらいうれしかったです。」などの感想を同会メンバーたちに伝えました。
最後に、同会のメンバーたちから児童たちにイ草で作った座布団をサプライズでプレゼント。児童たちは、笑顔で受け取っていました。
(同会からのプレゼントされた座布団を受け取り児童たちは笑顔に)
会長の奥村秀信さんは「座布団のプレゼントに喜んでくれて、驚きました。大切に使ってほしい。イ草を今日、初めて見た子たちが多いと思うが、この取り組みを通して、イ草への関心をさらに高めてほしい。」と話していました。