2024年12月03日更新
11月26・27日に、九州農政局の若手メンバーで構成されたチャレンジチーム主催のプロジェクト「AGREAL(アグリアル)」の活動が、宇城市内で行われました。
「AGREAL(アグリアル)」とは、農産物の生産から消費までの流れが体験・見学できる学生参加型のプロジェクト。
チャレンジチームは、あえて農業分野を学んでいない学生を集め、食に興味があっても農作物のことを知らない学生に「農業に触れる機会を与えたい」という思いで、「AGREAL」の活動を開始しました。
今回の活動には、26日に2人、27日に7人の県内の学生が株式会社ナカドモファーム(松橋町)を訪れ、レンコンの収穫や選別、調理の体験を行いました。
《26日の活動》株式会社ナカドモファームで収穫、選別の作業
《27日の活動》市保健福祉センターで調理 「くまもとふるさと食の名人」の認定を受けている中塘直美(なかども なおみ)さんに教わりながらレンコンのフルコースを調理
参加した学生の桑原奈央(なお)さん(21歳)は「日頃、レンコンを食べていますが、農家さんがこんなに大変な作業を行ってから、食卓に届けてくださっているということは知りませんでした。収穫時には、泥に足を取られて歩くだけでも大変でした。今後は、今まで以上に食材のありがたみを実感しながら食事をしようと思います。」と活動を振り返りました。
学生を受け入れた株式会社ナカドモファームの中塘万格人(なかども まこと)代表取締役は「学生が農業に興味を持ってこのような活動に参加してくれることはありがたいです。農業は楽しそうと思われている人も多いと思いますが、自然の中で作物を育てることはとても厳しく大変なこと。今回の活動を通して、少しでも学生の勉強や経験として役立てばうれしく思います。」と話しました。