2024年11月25日更新
11月16日、「2024がんフォーラムinうき」がラポートで開かれ、住民や医療従事者、学校関係者など約200人が参加しました。国立病院機構熊本南病院臨床教育研修センター主催。
今回は、自分や家族の「もしものとき」に望む医療やケアについて事前に考え家族で共有しておくための厚生労働省の取り組みである「人生会議」をテーマに、医療法人相生会にしくまもと病院の林茂名誉院長が人生会議『これからのあなたの人生』と題して講演。人生の終末を迎える本人の希望と家族の希望にはギャップがあること、そのギャップを埋め最適な見守り体制を整えるために、「人生会議ノート」を事前に作成しておくことで、満足のいく人生の最期につながることを、自身の経験を交えながら話しました。
またこの日は、県立宇土中学校・高校の生徒たちや宇城市内の高齢者のアンケートに基づく同校と宇城市の担当者からの基調報告も行われ、もしものときに備えて、日常から自身や家族で話し合っておくことの重要性が報告されました。
オープニングには小川中学校吹奏楽部の演奏が行われ、会場に華を添えました。初めて参加したという50歳代の女性は「高齢の両親の今後について考えていたところでタイムリーなテーマだった。さっそく家族会議を行い両親や自身の満足のいく終着点を見いだしたい」と話していました。
講演後には会場から温かい拍手が送られました
講演の動画は以下からご確認ください