2023年06月27日更新
5月21日、三角町で「ソラシドエコファーム」オープニングイベントが開催されました。
ソラシドエコファームは三角地区の宇土半島の尾根筋にある耕作放棄地を整備した農園(約570平方メートル)で、イノシシなどの鳥獣被害対策に取り組む株式会社イノP(宮川将人(みやがわ まさひと)代表)と航空会社株式会社ソラシドエア(髙橋宏輔(たかはし こうすけ)取締役社長が共同で運営します。ソラシドエア就航20周年記念のプロジェクト公募株式会社イノPが提案し、採択されたことで実現。
オープニングイベントには、農家ハンターのメンバー、ソラシドエア社員など約30名が参加。包括連携協定調印式や看板除幕式をはじめ、サツマイモやトウモロコシ、花苗の植え付け、早生桐の植樹が行われました。
(上記写真について 調印式を終え、包括的連携協定書を披露する宮川代表(写真左)と髙橋取締役社長(写真右))
調印式後、髙橋取締役社長は「航空会社は二酸化炭素を多く排出する業界。CO₂を減らしエコに貢献することが大切。この取り組みはここが第1号だが、どんどん広げられれば。」と意気込み、宮川代表は、「この農園は木まで生えていた耕作放棄地だった。イノシシ被害が多く、農家の人たちはこの地域で農業することを諦めていた。5年前に開墾し、サツマイモを植えたが不作続きで、3年前から捕まえたイノシシを堆肥にして土壌に混ぜてみたらサツマイモができ始めた。ソラシドエアさんと連携して地方創生の奇跡をここから発信できれば。」と話しました。
両者は、この農園を活動の中心に地域内の複数の農地を再利用し、ソラシドエアの利用者や社員、地域住民などが農業を通じて交流できる場の醸成を目指します。また、CO₂吸収量が多いとされる早生桐を耕作放棄地に植樹し、環境保全意識の啓発につながる活動を行っていきます。
(上記写真について お披露目された看板は、花壇付き。植えられた花々は、ソラシドエアの社内公募にて決定)
(上記写真について 手作業でサツマイモの苗やトウモロコシの種を植える参加者)