2025年03月24日更新
お詫びと訂正
「2025年度宇城市総合カレンダー」2月のページについて、啓発内容の記載に誤りがありました。
人権啓発に関わる者の確認不足により、間違った内容を掲載し、市民の皆さまに誤解を招く表現となったことを深くお詫びいたします。また、当事者の皆さまや水俣病問題の解決・啓発に取り組まれている関係者の方々へ多大なるご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。
詳細については、次のとおりです。
訂正内容
(訂正前) ハンセン病・水俣病などの感染症を正しく知っていますか?
感染症に対する誤った知識は差別や偏見を生みます。
感染症に対する正しい知識は差別や偏見をなくします。
(訂正後) ハンセン病・水俣病のことを正しく知っていますか?
誤った知識は差別や偏見を生みます。
正しい知識を持つことは差別や偏見をなくします。
皆様に正しく知っていただくために
水俣病は感染症ではありません。
水俣病は工場排水中のメチル水銀に汚染された魚や貝などを人が長期にわたって食べることによって起こったメチル水銀中毒です。
体内に入ったメチル水銀は、主に脳などの神経系を侵し、手足のしびれ、震え、脱力、言葉がはっきりしないなど、さまざまな症状を引き起こします。
水俣病は1956年に熊本県水俣市で公式確認され、1968年に国がチッソ株式会社による公害病と認めました。
経緯
今年2月28日に行政区長を通じて全世帯にカレンダーを配布したが、本来は、ハンセン病,、水俣病などのさまざまな病気について、正しい知識を持つことで、差別や偏見をなくしていきましょうという意図でありました。
しかし、水俣病をハンセン病と並列に表記したため、水俣病が感染症であるかのような誤った内容となってしまったものを配布してしまい、内容を確認した市民の指摘で3月3日に間違いが判明しました。
原因
原稿作成及び校正段階で、人権啓発に携わる担当課での確認及びチェック体制が不十分であったことが原因です。
今後の対応
- 4月 全世帯に「お詫びと訂正」のチラシとともに訂正用シールを配布
- 広報うき「ウキカラ」4月号にて「お詫び」の記事を掲載
- 今後、「ウキカラ」にて複数月にわたり、水俣病関連の啓発記事を掲載
再発防止策
- 人権啓発関係職員が現地にて水俣病についての学びなおしを行います。
- 内容のチェック方法については、画像データのみで確認することがあったため、必ず紙に出力し、決裁の形で部長まで確認する体制とします。
市長コメント
今回の水俣病に関する記載内容の誤りを厳粛に受け止め、今後正しい人権啓発活動の実施及び人権啓発行政の信頼回復に向け、しっかりと取り組んでまいります。