2023年11月10日更新
市では、上天草・宇城水道企業団から購入する水の単価が1立方メートル当たり39円値上げされたことから、水道料金引き上げの方針を決定し、令和4年第2回市議会定例会で可決されました。
令和5年4月1日(5月請求分)から松橋町、小川町、豊野町西部地区の水道料金を値上げします。
安全・安心な水の提供を次世代に引き継ぐための料金改定です。水道を利用している皆さまにはご負担をお掛けしますが、ご理解をお願いします。
今回は下水道使用料の改定はありません。
改定の理由
企業団では、球磨川の水を浄化処理し、各地へ安定的に供給しています。しかし、施設の老朽化に伴い、平成29年から14年かけて大規模改修が行われることになりました。改修には莫大な費用がかかるため、令和2年4月から水の単価が1立方メートル当たり39円値上がりしていました。
その結果、市の負担は年間1億4千万円増加しましたが、組織の効率化など経費削減を図ることで、水道料金を値上げすることなく据え置いてきました。それでも、水道事業会計の恒常的な収入不足は解消できず、将来にわたる健全な水道事業を維持するため、受益者負担の原則(注)に基づき、購入原価上昇分の金額を対象地域の水道料金に反映することとしました。
(注) 受益者負担の原則(=(イコール)水道経営の原則)
水道事業は他の公共サービスとは異なり、独立採算制をとっています。これは、地方公営企業法で定められる「経営に必要な費用を経営によって得られる収入で賄わなければならない」という受益者負担の原則に基づくものです。そのため、施設整備や維持管理などの費用は、主に利用者からの水道料金で賄っています。
値上げする地域と金額
市の水道水は、松橋町・小川町・豊野町西部地区は上天草・宇城水道企業団から水を購入、それ以外では地下水から生成しており、地域ごとに料金体系も異なっています。
今回の料金改定は、企業団から購入した水を届けている地域のみが対象です。
実際に負担する金額
水道料金の計算方法
水道料金一覧表
水道料金一覧表(令和5年4月1日改定) (PDF 38KB)
新旧水道料金早見表
松橋町・小川町・・・口径 13ミリメートル (PDF 36KB)
豊野町西部 ・・・口径 13ミリメートル (PDF 44KB)
改定の時期
令和5年4月1日(5月請求分)から新料金体系が適用されます。