2025年09月18日更新
令和7年(2025年)9月16日に、宇城市松橋町でハイイロゴケグモが発見されました。
ハイイロゴケグモは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第4号)」に基づき、特定外来生物に指定されており、令和4年9月に熊本市内において、県内初のハイイロゴケグモが確認されたところですが、令和5年8月8日に熊本県営八代運動公園内(八代市新港町4丁目)にて、成虫5個体及び卵のう 50 個程度が確認されました。生息が確認された施設においては、生息調査や駆除等の対応が実施されていますが、自動車やコンテナ等に付着し、県内他地域への生息拡大が懸念されています。
ハイイロゴケグモについて
ハイイロゴケグモは、ヒメグモ科の毒をもつ小さなクモの一種で、毒性が強く、有害なのは雌のみで、雄に毒はありません。オーストラリア又は熱帯地方原産のクモで、日本には海外からの貨物等と一緒に国内に侵入してきたと考えられています。外来生物法で特定外来生物に指定されています。
形状:背面側の腹部は大きな球状で縁取りのある斑紋があり、腹面側は腹面に赤い砂時計型の模様があります。
咬傷例
ゴケグモは攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあります。日本での咬傷例は主に6月から10月に報告されていますが、ほとんどが軽症です(重症化することもあります)。
発見した場合
- 素手で捕まえたり、触らないようにしてください。
- 駆除するには家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いる、靴で踏みつぶす等の方法があります。
- 周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意してください。
ゴケグモが生息する場所
- 日当たりの良い暖かい場所
- 地面や人工物のあらゆる窪みや穴、裏側、隙間 (例)プランターの底、室外機の裏、側溝蓋の裏、放置自転車など
- 屋外に置かれた傘や衣類、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
- ゴケグモに咬まれないように、屋外で作業する場合は、軍手などの手袋を着用してください。咬まれたときはすみやかに医療機関にご相談ください。
- 咬んだクモの種類が分かるよう、できれば殺処分したクモを病院へ持参ください。
咬まれたときは
- すみやかに医療機関にご相談ください。
- 咬んだクモの種類が分かるよう、できれば殺処分したクモを病院へ持参ください。
お問合せ先
本件に関する御問合せは、市町村又は県関係機関まで御連絡ください。
県関係機関:自然保護課 電話番号:096-333-2274・上益城地域振興局林務課(宇城・上益城地域)電話番号:096-282-0333