2025年03月10日更新
2月28日、三角西港で、三角小学校の全校児童民が参加し、6年生による三角西港ガイドが行われました。この取り組みは、6年生が1年間かけてふるさとの三角西港について学び、その成果を発表するものです。また、この日は市教育委員会が取り組む地域学校協働活動の一環として校区内の住民にも回覧で周知したことから、地域住民や保護者やなども多数参加しました。
6年生は昨年9月、三角西港と同じく世界文化遺産の構成遺産である万田坑の地元・万田小学校の6年生が、交流学習のため三角西港を訪れた際にもガイドをしています。この交流学習は熊本県が令和4年度から行っている事業で、地域の歴史を学び合う貴重な機会ともなっています。
この日、6年生は西港内の8カ所に分かれてガイド役を務め、背中にクイズ、胸側に回答などが書かれたオリジナルのビブスを着用し、自分たちで考えたクイズ形式で下級生に歴史や文化を紹介。各所にはオリジナルのスタンプが置かれ、下級生たちはクイズとスタンプラリーを楽しみながら西港全体を巡りました。
偶然訪れていた鹿児島県からの観光客もこの活動に飛び入り参加。6年生の説明に耳を傾けながら「とてもわかりやすく、私たちにも良い学びの機会になった」と喜んでいました。
行事の最後には、6年生から来年度ガイドを務める5年生への引き継ぎ式が行われ、スタンプとビブスが受け継がれました。参加した下級生からは「6年生がガイドしてくれて嬉しかった」「西港の歴史を誇りに思っていきたい」などの感想が聞かれ、ふるさとの歴史を未来へ伝える貴重な機会となりました。