2025年10月31日更新
近年、九州地方などを中心にレプトスピラ症の発生が報告されています。屋外活動の際は、感染に注意しましょう。
レプトスピラ症とは
レプトスピラ症とは、レプトスピラという細菌による感染症です。
感染した動物(主にネズミや家畜)などの尿に汚染された水や土を介して、人に感染します。なお、人から人にうつることは、まれです。
感染経路
- 河川や水たまりなどでのレジャー(川遊び、田作業、草刈りなど)
- 汚染された水や土に素足・素手で触れる
- 傷口や粘膜(目・口など)から菌が体内に侵入
主な症状
感染後、3から14日程度の潜伏期間を経て、次のような症状が現れます。
- 発熱
- 頭痛
- 腹痛、下痢
- 筋肉痛
- 結膜の充血
風邪のような症状のみが現れる軽症から、重症化すると、黄疸・腎障害・出血傾向などを起こすこともあります。
予防のポイント
- 川や田んぼなどに入るときは長靴・手袋を着用する
- 傷口があるときは水に入らない
- 作業後は手足を石けんでよく洗う
- 野外での飲食は、生水を避ける
- 発熱などの症状が出た場合は、早めに医療機関を受診
