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帯状疱疹の症状とその予防について

2023年10月03日更新

帯状疱疹とは

  最初は皮膚にピリピリ・チクチクといった神経痛のような痛みが起こり、その後に発疹や水ぶくれが帯状に現れる病気です。痛みは個人差があり、場合によっては、眠れなくなるほどの痛みが出ることもあります。成人の9割以上が水痘・帯状疱疹ウイルスを保有し、50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると推定されています。

原因

  子どものころにかかった水ぼうそう(水痘)の原因となった「水痘・帯状疱疹ウイルス」が引き起こす病気です。子どものころの水ぼうそうが治った後も、ウイルスは長年にわたって体内(知覚神経節)に潜伏します。普段は免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため発症することはありませんが、病後、疲労、ストレス、加齢などによって免疫力が低下することでウイルスは再び活動しはじめ、帯状疱疹の発症に至ります。

症状

  初期症状は、皮膚の痛みで体の左右どちらか片側の神経に沿って起こります。数日後にはピリピリ感・痛みのある部位に発疹が現れます。発疹は徐々に広がっていき、やがて水疱(水ぶくれ)に変化します。水ぶくれは時間の経過で破れてかさぶたとなり治癒します。皮膚の症状が元に戻るまでには1か月程を要します。また、帯状疱疹は、合併症を伴うことがあり、代表的なものは、皮膚の症状が治まった後も、3か月以上痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があります。

治療

  抗ウイルス薬を投与することにより、痛みの期間の短縮、発疹の発生の抑制、皮膚の症状の治癒を促す効果が得られます。十分な治癒効果を得るためには、発症後速やか(発疹が現れてから3日以内)に投与を開始することが望ましいとされていますので、症状が現れた際には早めに医療機関を受診しましょう。

予防について

  免疫の低下が帯状疱疹につながることから、日頃からの体調管理が大切です。日頃のバランスのとれた食事や、適度な運動適切な睡眠を心掛けましょう。健康相談につきましては、宇城市保健福祉センターにご相談いただくこともできます。また、50歳以上の方は予防目的で帯状疱疹ワクチンを接種することができます。

  帯状疱疹ワクチンには、乾燥弱毒水痘ワクチン(1回接種)と乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(2回接種)の2種類があります。帯状疱疹は、法令に定められた定期予防接種の対象疾病ではないため、ワクチンを接種する場合は任意予防接種となり、現在、本市では接種に係る費用の公費助成制度はありません。
  接種費用は医療機関ごとに定められており、全額自己負担となります。
  接種を希望の方は、ワクチンを取り扱っている医療機関に直接ご相談ください。

任意接種における健康被害の救済措置について

  帯状疱疹ワクチンは任意予防接種です。被接種者に健康被害が生じたときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となる場合があります。

 

お問い合わせ

宇城市 保健衛生部 健康づくり推進課 感染症対策係

電話番号:
0964-32-7100

追加情報:アクセシビリティチェック

アクセシビリティチェック済み

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