2022年03月27日更新
新型コロナウイルス感染症は、高齢者や基礎疾患がある方は重症化しやすいことが明らかになっています。
自分自身を守るために手洗いを中心とする感染症予防が必要です。
また、人が多く集まる場所を避けることなどが言われており、家に閉じこもりがちになりますが、高齢者にとっては「動かないこと(生活不活発)」による健康への影響が危惧されます。
「生活不活発」により、フレイル(虚弱)が進むと心身や脳の機能が低下していきます。
そのため、筋肉量や心身の活力の低下の予防に取り組むことが重要です。動かない時間を減らし、自宅でもできるちょっとした運動でフレイルを予防しましょう。
フレイルの進行を予防するために、「運動」・「栄養」・「社会参加」を生活の中に意識的に取り入れましょう。散歩や家の中での運動など適度な運動等を心掛け、フレイルにならないようにお気をつけてお過ごしください。
また、高齢になるとのどが渇く感覚が鈍くなるため、脱水症状を起こしやすく心筋梗塞や脳梗塞の原因になることもあります。運動の前後は特に気をつけ、起床後や外出前など、こまめな水分補給を心がけましょう。
以下は、運動、栄養、脳トレ、口腔等の高齢者として気を付けたいポイント等です。ご参考ください。
総合編
宇城市で配布
令和2年4月1日付の全戸配布ちらし
令和2年9月15日付の全戸配布ちらし
熊本県 ホームページ記事内へのリンク
- 高齢者の皆さまへ~新型コロナウイルスの感染と生活不活発病を予防しましょう(外部リンク)
フレイル(虚弱)を防ぎ、心身の健康を守るために、自宅でできる運動やお口の体操を紹介しています - 「くまもと笑顔でよかよか体操」DVDが完成しました(外部リンク)
県では、自宅でも手軽に取り組める「くまもと笑顔でよかよか体操」を専門職の皆さんと一緒に制作しました。この体操は、筋力の低下を防ぐ体操、脳を活性化させる体操、かむ力や飲み込む力をつける体操の3つの体操で構成されています。県内の馴染みのタレントに実演していただき、親しみやすい映像となっており、また、取り組みたい体操から自由にスタートできるよう工夫しています。 - 「くまもと笑顔でよかよか体操」カレンダーをご活用ください(外部リンク)
県では、「くまもと笑顔でよかよか体操」の一部を紹介するカレンダーを制作しましたので、ご活用ください。「くまもと笑顔でよかよか体操」カレンダー (PDF 6,937KB)
厚生労働省 ホームページ内記事へのリンク
一般社団法人 日本老年医学会 ホームページ内記事より抜粋
運動編~自宅で運動を行う
宇城市保健福祉センターより提供
脳トレ編~認知症予防のための運動
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター ホームページ内記事より抜粋
栄養編~バランスの良い食事を心掛ける
朝、昼、夕の食事を栄養バランスを意識し、規則正しくとると、食事量が十分にとれ、生活にもリズムが生まれます。
毎食に主食(ご飯またはパン、麺など)と主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)、副菜(野菜料理など)をそろえると栄養バランスがよくなり、たんぱく質とエネルギーを十分にとることができます。外食や市販の惣菜を利用する場合もバランスの良い食事を心がけましょう。また、薬味や香辛料、だしのうまみなどを上手に利用し、食塩を控えましょう。
一度に少しずつしか食べられない人は、毎食のおかずに使うことの少ないものを間食で取りましょう。ヨーグルトやチーズなどの乳製品や果物がおすすめです。
カロリーや塩分など食事制限のある場合は医師に相談しましょう。
野菜がおいしいレシピ等を紹介
口腔編~口腔ケアで嚥下機能の低下を防ぐ
加齢とともに飲み込む力(嚥下機能)が低下すると、食べものが気管に入り「誤嚥(ごえん)性肺炎」を引き起こす可能性があります。
飲み込みづらさを感じることがあり、必要があれば歯科医に相談しましょう。
また、口の中を清潔に保つことは感染症予防にも有効といわれています。毎食後の歯磨きの徹底をしましょう。
熊本県 ホームページ内記事より抜粋
「くまもとスマートライフプロジェクト ~みんなで健康寿命をのばそう!~(平成28年度健康づくりモデル事業)」の一環として作成された「歯と口腔のケアに関する掲示物」の中から、健口体操を抜粋しました。