2023年10月19日更新
重油等使用施設の適切な管理について
重油等を使用する施設は、定期的に点検しましょう!
最近、農業用施設から重油等の流出事故が発生しています。
このような事故は、周辺に著しい損害を与え、広範囲にわたる環境悪化を招くなど、地域社会に及ぼす影響は多大です。
重油等を使用する農家の皆様におかれましては、損傷や腐食の状態が分からない古くなった埋設配管は露出配管に取り替え、次の事項に注意し定期的に点検を行ってください。
タンク・配管など
- 暖房機を使用しない時期は元バルブを閉めておく。
- タンクの脚を固定する。
- タンク及び配管の腐食防止のため、塗装を定期的に実施する。
- 配管、フレキシブルホース等に損傷、腐食があれば取り替える。
- 配管近くで耕運作業を行う際には十分注意する。
防油堤
- 防油堤に亀裂、損傷はないか確認する。
- 防油堤内の雨水は随時排出する。
- 水抜口に弁を設け、常時は閉めておく。
- 防油堤内に不要なものを置かない。
これまでに発生した農業用ボイラー等からの油流出事故の事例
1 農業用ボイラーの配管を誤って破損させたことにより重油が漏えいした
対応:オイルマット及び油処理剤を使用、河川下流にはオイルフェンスを設置
2 農業用ボイラーの配管の劣化損傷により重油が漏えいした
対応:市町村、消防等がオイルフェンスを設置
3 配管の破損に気づかず、油タンクの元栓を空けたままにしたため、配管から重油が漏えいした
対応:消防がオイルフェンス、オイルマットを設置
4 農業用油タンクを撤去する際に水と間違えて投棄した
対応:消防がオイルフェンスを設置
5 農業用ボイラーの油流出口のコックを誤って回し、重油が用水路へ流出した
対応:用水路にオイルマット設置
6 農業用油タンクを使用せず、長年放置したため、重油が漏洩した
対応:用水路にオイルフェンス、オイルマット設置
施設の破損や劣化等、人為的な原因による事故が多く、重油の処理にはオイルマット、油処理剤、オイルフェンス等が使用されています。
オイルマットの設置 オイルフェンスの設置
事後処理費は原因者負担です!
万が一、重油流出事故が起きた場合、事故処理費は原因者負担となります。事故を起こさないように十分注意しましょう。
なお、事故が起きた場合は、速やかに宇城市経済部農政課・各支所及びお近くの消防署までご連絡ください。