2025年03月26日更新
腕用ポンプ及び特別表彰まとい展示式を開催しました
3月22日、三角防災拠点センターにて、「腕用ポンプ及び特別表彰まとい展示式」を開催しました。
この式典は、市民の防災意識の向上を図るため、市が主催したもので、三角町小田良区で保管されていた「腕用ポンプ」と旧三角町消防団が過去に受賞した「特別表彰まとい」の展示開始を記念して開催したものです。式典には、三角町小田良区の住民や消防団員が出席し、展示開始を祝いました。
展示は、令和8年3月31日までを予定しておりますので、お近くに立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。また、展示物付近に防災関係のリーフレットを配置してありますので、ご活用ください。
1式典の様子
宇城市三角支所佐藤支所長は、「今回の展示物は、消防団の伝統的な象徴で、歴史的にも大変貴重なものであり、多くの市民の皆様に見ていただくことで、防災意識向上に繋げていきたい。」と挨拶をしました。
宇城市消防団山本副団長は、「先人の方々の栄光や伝統を改めて振り返り、市民の安心・安全を守るため、消防団の組織運営を精一杯進める。」と挨拶をされました。
宇城市議会石川洋一議員は、「消防団員減少が続き大変な状況にあるが、消防団には市民の安心・安全を守るという崇高な活動を継続して頑張ってほしい。」と挨拶をされました。
小田良区の稲葉利明区長は、「貴重なものなので、腕用ポンプを後世に繋いでいってほしい。子どもたちに腕用ポンプで実際に放水を披露するなど、ぜひ活用していただければ。」と挨拶をされました。
2展示物の紹介
- 腕用ポンプ
- 使用方法:ホースをポンプに接続し、左右のレバーを人力で交互に押すことで放水します。
- 歴史:小田良区の消防団が実際に使用していたもの。可搬動力ポンプの導入により現在は使用されていませんが、旧三角町時代には消防団出初式で放水を披露されました。
- 特別表彰まとい(日本消防協会)
消防団にとって最高の栄誉とされる表彰。
- 受賞団体:三角町消防団
- 受賞年度:昭和60年度(当時、県内で2番目の受賞。)
- 受賞条件:日本消防協会表彰旗及び消防庁長官旗を受賞していること、さらに、全国消防操法大会出場歴又は県消防操法大会の優勝歴があること。
- 特別表彰まとい(熊本県消防協会)
- 受賞団体:三角町消防団
- 受賞年度:昭和59年度(当時、県内で初の受賞。)
- 受賞条件:過去に総務省消防庁長官及び日本消防協会の表彰旗を受け、かつ、熊本県消防操法大会で3位以上の入賞実績があり、更に、以後も積極的な活動により地域住民の厚い信頼を得ている消防団。
参考「まとい」について
- 「まとい(纏)」とは、江戸時代に町火消の各組が用いた旗印の一種で、組により様々な意匠が凝らされている。
- 当時の火災現場では、体力・威勢に優れた「まとい持ち」が屋根に上がって「まとい」を掲げ、消火活動の目印とするとともに、仲間の士気を鼓舞した。
- 「まとい(纏)」とは、江戸時代に町火消の各組が用いた旗印の一種で、組により様々な意匠が凝らされている。
3問合先
問合先:宇城市三角支所総合窓口課
住所:宇城市三角町波多213-1
電話番号:0964-53-1111