2024年11月25日更新
龍驤館
三角西港内に大正7年(1918)に建てられた「龍驤館」(国登録有形文化財)は、公会堂などに使用された建物で、現在は三角西港と世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のガイダンス施設として活用されています。築100年を超える建物で、平成28年熊本地震を経験したこともあり、耐震補強と修理のための工事を行っています。
現地説明会
文化財を後世に保存するための工事では、一般的な工事では用いられない工法が採用され、普段見ることのできない建物の構造などを見ることができるため、市では11月17日日曜日に現地説明会を開催しました。
説明会には、地元住民をはじめ約30名が参加しました。文化財への耐震補強の工法や工夫、工事にあたって床板を外したところ初めて確認できた地下室の存在などが説明され、参加者は普段見ることのない光景を興味深く見学しました。
瓦の名入れ体験
11月19日火曜日には、三角小学校の全学年の生徒と教諭約170名が三角西港を見学し、工事で交換される瓦の裏側に名前を記入しました。名前のほかにも絵や家族の名前、将来の夢など、それぞれの思いを自由に書いていました。
耐震補強工事は令和7年3月で終了し、4月からはこれまでと同様にガイダンス施設として活用が再開されます。生徒が名入れを行った瓦は、リニューアルした龍驤館の屋根を飾ります。