2025年07月22日更新
三角西港が世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業(以下、「明治日本」と記載)」(8県11市23資産)の構成資産として登録されて、10周年を迎えました。
「明治日本」のうち、明治時代に石炭を採掘していた三池炭鉱がある福岡県大牟田市と熊本県荒尾市、その石炭を海外へ輸出する拠点だった三角西港がある宇城市は、「三池エリア」として位置づけられています。
この「三池エリア」の小中学校では、自分たちが住む市の世界遺産を知り、関心を持ってもらうことを目的として、世界遺産を学ぶ学校給食の特別メニューを令和3年度から登録日の7月8日に合わせて提供しています。
宇城市の今年のメニューは、「石炭」をイメージし、揚げた鶏肉とレバーに黒ゴマを入れた味噌だれを絡めた「鶏肉とレバーの石炭みそがらめ」が提供されました。
宇城市三角中学校3年の藤田瑛士(ふじたあきひと)さんは、食べた感想として、「味噌の味がしっかりと効いていて、鶏肉とレバーと絡まって美味しかった。」、三角西港については、「地元の世界遺産として誇らしく、自分たちも次世代に受け継いでいくことが大事だと思った。」と話していました。