戸籍に氏名のフリガナが記載されます（令和7年5月26日施行）

2025年06月04日更新

    戸籍法（昭和22年法律第224号）の一部改正を含む「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律」（令和5年法律第48号。以下「改正法」といいます。）が令和7年5月26日に施行されました。

　これまで、氏名のフリガナは戸籍に記載されておらず、法律上の根拠がありませんでしたが、この改正法の施行により、新たに氏名のフリガナが戸籍に記載され、公証されることになりました。

• 詳しい内容は右記サイトをご確認ください⇒法務省サイト「戸籍に振り仮名が記載されます」(外部リンク)

 

戸籍に氏名のフリガナが記載されるまでの流れ

戸籍に記載される予定のフリガナが通知されます

    改正法施行日（令和7年5月26日）以降、本籍地の市区町村から、順次戸籍に記載される予定のフリガナが郵送で通知されます。

通知が届いたら、必ず内容を確認してください。なお、宇城市に本籍がある方への通知発送時期は、8月上旬を予定しています。

通知された氏名のフリガナが正しい場合

    特に手続き等は必要ありません。

通知に記載された氏名のフリガナが、令和8年5月26日以降、順次戸籍に記載されます。

通知された氏名のフリガナが間違っている場合

    正しい氏名のフリガナの届出が必要です。

正しい氏名のフリガナを届け出ると、届出した氏名のフリガナが順次戸籍に記載されます。

届出の期間は、改正法の施行日から1年以内（令和7年5月26日から令和8年5月25日まで）です。

届出の種類と届出人

    氏名のフリガナの届出は、氏と名で届出することができる人が異なります。届出が可能な人については、通知に記載されています。

※未成年者の届出は、親権者が行うことになります。１５歳未満は親権者のみ、１５歳以上１８歳未満は親権者または本人の届出が可能です。

また、成年被後見人の届出は、成年後見人が行うことになります。

氏のフリガナの届出

    原則、戸籍の筆頭者（戸籍に一番最初に氏名が記載されている人）が届出人となります。

筆頭者が除籍されている場合は、その配偶者、配偶者も除籍されている場合は、同じ戸籍に在籍している子が届出人となります。

名のフリガナの届出

    戸籍に記載されている方がそれぞれ届出人となります。ただし、１５歳未満の方の届出は、親権者等の法定代理人が行うことになります。

届出の方法

    「氏のフリガナ届出」、「名のフリガナの届出」は、届出する方の本籍地またはお住まいの市区町村で届出することが可能です。

マイナポータルを利用してオンラインで行うことができるほか、窓口や郵送での届出も可能です。

窓口での混雑防止や事務の効率化のため、マイナポータルでの届出にご協力ください。

※親権者と未成年者（15歳未満）が別戸籍にいる場合や成年後見人が届出する場合は、マイナポータルによる届出はできません。

注意が必要な点

    他の行政手続き（例：パスポート、年金振込口座）等において、既に使用している氏名のフリガナが、戸籍上の氏名のフリガナと相違する場合、他で使用しているフリガナの変更手続きが必要になるなど、不都合が生じる場合があります。

    また、戸籍に記載する氏名のフリガナについては、「氏名として用いられる文字の読み方として、一般的に認められているもの」に限ります。漢字との関連性が認められない等のフリガナは、氏名として使用することができません。氏名の読み方が一般的に認められている者でない場合には、現にその読み方を使用してることを称する資料（パスポートやフリガナが記載された預貯金通帳等）を併せて提出していただく必要があります。

お問い合わせについて

    戸籍のフリガナのお問い合わせについては、大変混雑する可能性があります。

通知書が届かない場合や、フリガナの届書の処理状況等については、本籍地の市区町村窓口へお問い合わせください。

その他、戸籍のフリガナに関するお問い合わせは、「法務省コールセンター」へお問い合わせをお願いします。

法務省コールセンター

【開設期間】

    令和7年5月26日（月曜日）から令和8年5月25日（火曜日）まで（平日：午前8時30分から午後5時15分まで）

【電話番号】

0570-05-0310