2023年01月11日更新
12月12日に、不知火防災拠点センターで宇城市母子保健推進員研修会を開催しました。
今回『命をかけてでも妊娠・出産を隠し通さなければならない女性たち』という演題で慈恵病院の蓮田 健(はすだ たけし)理事長兼院長を講師として招き、蓮田院長が関わる事例紹介を通して、自身の思いを周囲に表出することができない女性たちをテーマにお話しいただきました。
(上記写真)講師の蓮田健院長
(上記写真)真剣な表情で講話を聴く母子保健推進員
研修会参加者から「(講演を聴いて)胸が詰まる思いだった。好きな人の子どもを妊娠・出産するということは当たり前ではないのだと思った。」
「本音を話すことができる人がいることで、救われる命があると思った」「『見ようとしないと見えない』という講師の言葉にハッとさせられた。」「子育てをしている方たちを応援したいという思いで、相手への敬意を持って活動していきたい。」などの声が聞かれ、今後の推進員活動への思いを新たにする機会となりました。
この研修会を通し、母子保健推進員が妊婦や子育て家庭に寄り添うことで、安心して出産・子育てができるまちを目指していきます。
母子保健推進員とは、地域で子育てをしている家族の身近な相談相手として、子どもと家族、保健師をつなぐパイプ役としての役割を担う人たちのこと。宇城市では現在80人が活動しています。