2023年04月27日更新
第2次宇城市総合計画や復興まちづくり計画に基づき、熊本地震からの復旧・復興を進め、新都市形成等を目指した「まちづくり」を推進するため、官民連携して取り組む重点プロジェクトの将来像を表した“グランドデザイン”を策定しました。
今後は、このグランドデザインを「復興まちづくり」の戦略ビジョンと捉え、行政、企業、団体、市民がビジョンを共有し、新たな「まちづくり」の実現に向けて取り組んでいきます。
策定の趣旨
熊本地震では、本市においても多くの負傷者が発生し、建物や公共施設、土木インフラ等に多大な被害が生じました。
復興に向けては、行政、企業、団体、市民がビジョンを共有し、一体となって、それぞれの役割を担い新たな「まちづくり」の実現に向けて取り組んでいくことが必要です。そのため、中・長期的な視点に立ち、官民が連携して取り組む重点プロジェクトの将来像を現した「宇城市復興グランドデザイン」を策定しました。
グランドデザインの概要(別冊参照)
「第2次宇城市総合計画(2017年3月策定)」や「宇城市復興まちづくり計画(2018年3月策定)」等に示された全体像をベースとして、復興するまちづくりの拠点となる松橋駅、小川駅、三角駅や、防災拠点となる防災コミュニティセンター、災害時の重要ルートとなる大野川リバーサイドロードなど、市内5地区における復興後のまちづくりや防災拠点の周辺地域の将来像を描いています。
このグランドデザインが「復興するまちづくり」を市民の皆様と一緒に考えるきっかけとなり、宇城市の復興の歩みが一歩ずつ進んでいくよう取り組んでいきます。
各エリアの重点プロジェクト
三角地区
- 世界文化遺産・三角西港のブランド力の強化と情報発信、観光振興
- 西港から東港エリアの総合的な観光拠点づくりと一体的なPR展開
- 地域資源を生かしたブランド復活と新たな地域間交流拠点づくり
- 済生会みすみ病院の移転支援
不知火地区
- JR松橋駅周辺の整備計画・推進
- 市道長崎久具線の早期完成
- 不知火小学校(仮称)校舎の整備
松橋地区
- 立地優位性を生かした居住環境の整備及び企業誘致の促進
- 広域防災拠点機能の強化
- 大野川リバーサイドロード線の整備
- 松橋中学校体育館等の建て替えと給食センターの整備
小川地区
- JR小川駅西側の整備計画・推進
- 宇城氷川スマートインターチェンジの利用促進
- 民間企業と地元商店が連携した魅力ある商店街づくり
- IT関連企業のサテライトオフィス誘致促進
豊野地区
- 小中一貫教育の推進と充実した子育て環境のPRによる定住促進
- 復興住宅(災害公営住宅)の整備
- 国道218号の4車線化の推進及び企業誘致の取組