2023年04月17日更新
砂川堤は、松橋町砂川に所在する川の両岸に設けられた堤です。
嘉永6年(1853年)の砂川新開干拓に際しての潮止めにあたり、人柱の身代わりに延命地蔵尊を埋めたという伝説が残されています。現在は、干拓堤防と接続している隅角部に延命地蔵菩薩堂が設けられています。
堤の西側には八代海が広がり、天草の島々や宇土半島の山々を一望できます。
堤防からは夕日に映える天草の島々や宇土の山脈などの美しい景観を見ることができ、またかつては中塘に並ぶ数本の老松が、絵のような景観をつくり出していました。
現在は老松が失われ、南西側に不知火干拓地が造成されたため、往時の景観は見られなくなりました。
砂川堤