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作徳明神(さくとくみょうじん)

2023年04月17日更新

   作徳明神は松橋町豊福に所在しており、拝殿のみを持つ神社の神体として祭られる石碑です。

   石碑には天保2年(1831年)の銘があり、名和氏所領の時代に命をかけて免租と救済を願い出て、住民を飢饉から救ったとされる緒方内膳という人物の功徳碑です。

   緒方内膳については、出身、経歴等が一切わかっていませんが、地域には次のような伝承が残っています。

   いつの頃かわからないが、豊福地方は稀に見る連年の不作に見舞われ、収穫が皆無の状態になった。度々の免訴(めんそ)願いも受け入れられず、種子として使用するために貯蔵していた穀類までことごとく上納し、百姓は野菜の葉、木の実、草の根をかじってわずかに飢えをしのいでいた。村人の窮状を見かねた緒方内膳は、自らの切腹と引き換えに、百姓達の免租と救済を嘆願した。挺身(ていしん)の訴願の甲斐があり、ようやく村民の願いがかなえられ、免租と共に救助の米塩が送られた。後日、村人達は身を挺して村を救った緒方内膳の墓を修理し、作徳明神として祭った。

作徳明神の写真作徳明神

 

お問い合わせ

宇城市 教育部 文化スポーツ課 文化財世界遺産係

電話番号:
0964-32-1954

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