2023年04月17日更新
小川阿蘇神社の樟は小川町小川に所在している、小川阿蘇神社参道の石段脇にあり、神社の神木とされている樟です。
樹高約35メートル、幹周約13メートルであり、樹齢は1300年以上と推定されています。
長久元年(1040年)に阿蘇神社からの分霊を迎える際に、神霊を奉じた船をこの樟につないだという伝承から、「船繋ぎの樟」とも呼ばれています。
また、熊本城築城に際し、加藤清正が材料として用いるためにこの樟を切るように命じ、阿蘇神社の神官たちが神意を伺ったところ、室屋根に白蛇が現れ首を横に3度ゆっくり振ったという伝説や、この樟を切ろうとした時に、雌雄二匹の龍が現れ、雲煙を吐いて木を守ったという伝説が残されています。
小川阿蘇神社の樟