2023年04月17日更新
柏原家文書は、江戸時代の寛永年間(1624年から1644年)の頃、長崎で南蛮貿易を行っていた柏原太郎左衛門について記した関係書類8通です。
太郎左衛門の死後、次男の金右衛門が父が生前に語っていた柏原家の来歴等を基に記した「仕上由来書」や、太郎左衛門が関わった貿易交渉(高砂事件(注1))について記した「異国高砂一巻」などによって構成されています。
(注1)高砂事件(たかさごじけん)・・・・寛永5年(1628年)に、当時貿易に不当な関税をかけていたオランダに対し、柏原太郎左衛門が高砂(台湾)へ渡り、オランダ総督との交渉の後に和解を成立させた事件。
異国高砂一巻