2023年04月17日更新
竹崎季長の墓は小川町北海東に所在しており、海東平原公園内の墓地にあります。
竹崎季長は鎌倉時代後期の肥後国の御家人(鎌倉幕府に仕えた武士)で、元寇(文永・弘安の役)で功績をあげた人物です。元寇の後に海東荘(現在の小川町海東)の地頭職に任じられました。
季長の墓は、五輪塔(注)の残欠品1基分を寄せ集めて墓碑とされています。季長関連の記録によると、季長は晩年に領地内の平原地区に隠棲していたとされています。このことから、平原地区に残された五輪塔が、季長の墓であると伝わってきました。
(注)五輪塔(ごりんとう)・・・・平安時代中期から戦国時代末期まで盛んに建立されたもので、供養塔や墓として使われる塔の一種。
竹崎季長の墓