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蕉夢庵棟端瓦(しょうむあんむねばがわら)

2023年04月17日更新

   宇土5代藩主の細川興文(おきのり)が、隠居に際して建てた草庵「蕉夢庵」の屋根に置かれた棟端瓦です。

   ヒキガエルをモチーフにした奥行70センチメートル、幅70センチメートル、高さ30センチメートルの大型の瓦で、興文が自ら命じて作らせたものです。蕉夢庵創建時の安永2年(1773年)頃に作られたものと思われます。

   細川興文は、幼少の頃からヒキガエルを見ると鳥肌が立つ程苦手でしたが、藩主となってからは好悪の感情をあらわにすべきではなく、自らの意思も強固にすべきと考え、ヒキガエルの絵や彫刻を邸内に配置し、恐怖の念と戦い克服したとされています。このことから、蕉夢庵の瓦にもヒキガエルの装飾瓦が設置されたものと考えられます。

   蕉夢庵の建物は、台風被害等により解体されましたが、棟端瓦は宇城市立郷土資料館に収蔵されています。

蕉夢庵の棟端瓦の写真蕉夢庵棟端瓦

ヒキガエルの装飾のある棟端瓦の写真ヒキガエルの意匠

 

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宇城市 教育部 文化スポーツ課 文化財世界遺産係

電話番号:
0964-32-1954

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