2023年04月17日更新
朱斗叶松須恵窯跡は、不知火町長崎に位置する標高30メートルの丘陵を利用した窖窯(注1)です。
古墳時代後期に須恵器を製作した窯跡で、ミカン畑の崖面に窯の横断面部が観察できます。
詳細な発掘調査が実施されていないため、窯の構造や製造された製品については不明な点がありますが、地表面からは6世紀末の時期と思われる多くの須恵器が採集されています。
(注1)窖窯(あながま)・・・・傾斜地の地面に掘り抜いて構築した窯。須恵器や瓦、埴輪などが焼かれました。
朱斗叶松須恵窯跡