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第41回 子どもと世界を見に出かけたお母さんの話 2022年(令和4年)2月号

2022年03月27日更新

第41回 子どもと世界を見に出かけたお母さんの話 2022年(令和4年)2月号

 「はじめまして。『世界平和』のために活動する写真家です」と微笑みながらの自己紹介。宇城市ふれ愛学習会に、講演で感銘を受けた高木あゆみさん(2021年6月号掲載)を招きました。
 
 新型コロナが世界を席巻する前年、娘を連れてのヨーロッパ14カ国の旅。出会ったイスラム教徒や難民の人たちの豊かな表情と美しい街並みの映像に子どもたちの目が輝きます。
 
 ドイツの公園で5歳の娘が黒人の男の子たちと丸いブランコで遊ぶ映像をバックに、「ヨーロッパの公園の遊具は数人で動かすものがほとんど、一人では遊べません。5歳の娘は、初めおびえていたけれど、ドレッドヘアを飾るキラキラしたビーズや鮮やかなアフリカのスカートを履いた子を見て、好きなものは近しいことを理解したよう。肌の色で優劣を付けないこの年齢の頃に世界を見せ、自分がマイノリティーになる経験もしてほしかった」と。
 
 「イスラム教の人たちは怖そうと思っていた。ニュースで『こんな危ないことをした』とあっていたからなのかな。でも私たちが会った人たちはみんな優しくて、親切だった。怖いのは、知らないからじゃない?そして『知らない・こわい』は偏見を生み、それが『いじめ、差別、戦争』に発展していくのでは」と話されました。
 
 

 
 『お話を聞いて、わたしもイスラムきょうの人たちは、こわいと思っていたけれど、決めつけていただけなんだなと分かりました。なんみんのことについても、たくさん知れて良かったです。住んでいた所から(長いきょりを)歩いていって、すごいなあと思いました。わたしもこの目で見て、もっとちがう国の事実を知りたいなあと思いました。わたしもイスラムきょう(の国)に行きたいです!』 (小学4年生)

 

 異人種間の結婚が進み、もはや人種の区別が成り立たないヨーロッパ。「人種やどこの国かで先入観を持つのは無意味で、自分も色んな人の一人なんだと違いを知り、『それはそれでいいよね』と友だちになれることが大切」との結びに、子どもたちも納得した様子でした。

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