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第7回 子どもたちの手話教室に参加して 2019年(平成31年)4月号

2022年03月27日更新

第7回 子どもたちの手話教室に参加して 2019年(平成31年)4月号

 先日、小学生対象の手話教室に参加しました。講師は、熊本市東区役所で手話通訳の総合案内をしている不知火町在住の田中みさ代さんです。田中さんは、子どもの名前を聞きながら手話が表す意味を分かりやすく教えます。「初めまして。私の名前はXXと言います」。子どもたちは覚えたての自己紹介を私にもやってみせます。「おぉ、上手~」とほめるとうれしそう。


 以前、聾(ろう)学校では聴者に近づける教育として、口話と発音訓練に重点が置かれ、手話は禁止されていました。現在は、職員も手話を使っています。私は手話についてもっと知りたいと思い、熊本市東区にある熊本聾学校を訪ねました。


 同校は幼稚部から高等部までがある県下でただ一つの聾学校です。私に気付いた3歳児クラスの男の子が寄ってきて、手話で教頭先生に私のことを尋ねているようです。小さな子どもの手話をする姿にびっくり。それにかわいい。当たり前なんですけどね。5歳児クラスは全員で7人。そのうち3人は、地元の小学校に入学するとのこと。教頭先生が地域共生を支えるためにコーディネーターとして行くそうです。高等部では理容科が実習をしていました。田中さんに教わった手話で自己紹介をすると、1年生の男の子が「ほん、だ」と、発音してくれました。伝わった、うれしい。 


 校内掲示に「最も大切なのは、日常で培う地域の人との関わりだ」と語る在校生の話がありました。その思いを共有する手話文化がもっと広がるといいですね。これからも機会があるごとに手話を学んでいこうと
思います。快く案内してくださった教頭先生、ありがとうございました(左手の甲を右手でチョップ)。

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