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第26回 バリアフリーの居酒屋 2020年(令和2年)11月号

2022年03月27日更新

第26回 バリアフリーの居酒屋 2020年(令和2年)11月号

  「無事に退院しました!」とメールが入り、お祝いに飲みに行くことにしました。送信者はヨースケくん、以前勤務した学校で算数の指導ボランティアに来てくれた青年です。機能回復の施術を受け、リハビリ入院していたのです。


 車いすを利用する彼がいつも予約を入れるのはA店。車いすで入店できるからです。おいしいので私もその店は好きなのですが、たまには別の店でもと思い、自転車で探してみました。
 市街には結構な数の飲食店があります。コンビニみたいに駐車場に身障者マークがあれば分かりやすいけれど、それはありません。入れそうかなあ…と、店の入口を観察しながら準備中の1軒に入りました。「車いすで入れますか」と尋ねると、「テーブルがなく、掘りごたつなので申し訳ありません」とのこと。なる程…ヨースケくんがいつも自分で予約していたわけが分かりました。結局いつもと同じA店を予約しましたが、その後休業してしまい、急きょ馴染みのB店に電話を入れることに。すると「車いすでもOKですよ」と優しい返事。カウンター席を使うことができました。ただ男子トイレに車いすが入らず、やむなく女子トイレを。


 以下、ヨースケくんの居酒屋トークです。「トイレを一番に気にします。広さが足りない。車いすでくるっと回れる余裕があればいいけど。次が階段、段差。車いすが通れるかを二番目に考えます。空港の発券通路が一番通りづらい。以前C店で同窓会をした時には店の人が、トイレの扉を外してカーテンにしてくれました。」
 市の障がい福祉係に聞くと、障害者手帳を持ち、車いすを購入している人は62人。その人たちがそれぞれに家族や友人と一緒に来店するのを考えると、この数はあなどれない。新型コロナの影響で飲食業界はどこも苦労されていますね。入口に「お持ち帰りOK」という張り紙も見られるようになりました。「車いすOK」という表示があれば少人数でヨースケくんと行きます。

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