2022年11月28日更新
近年、猫(飼い猫・ノラ猫)による被害の相談が多く寄せられています。
(主な相談内容)
- ふん尿に迷惑している
- 敷地に侵入し、花壇を荒らされた
- 車を傷つけられた
- 鳴き声がうるさい
- 敷地内で子供を産んだ
これらの多くは、飼い主の無責任な飼い方が原因となっていると考えられます。
ペットを飼うにあたっては、近隣への配慮も大切です。
人も猫も快適に暮らせるよう、マナーを守って飼いましょう。
飼い主の皆様へ
猫の適正飼育について
屋内飼育に努めましょう
【屋外に出すと・・・】
- けがや病気など猫に危険が及びます。
- ふん尿被害や車に傷を付けるなど近隣に迷惑をかけることがあります。
猫のためにも、ご近所の方のためにも完全屋内飼育に努めましょう。
避妊・去勢手術をしましょう
【猫は繁殖力が強い動物です】
- 環境省は、1匹のメス猫が1年後には20頭以上、3年後には2,000頭以上に増えると試算しています。
不幸な命を増やさないためにも、動物病院で必ず避妊・去勢手術を受けさせてください。
飼い主がわかるようにしましょう
室内飼育の猫でも、万が一に備えて連絡先を記載した首輪や迷子札をつけましょう。
所有者を明示しておくことで、迷子や災害の時でも見つけ出すことができます。
無責任な餌付けはやめましょう
ノラ猫への無責任な餌やり行為は、猫が周辺に住みつく原因となり、近隣の敷地内にふん尿をしたり、ごみを荒らしたりするなど、周囲の迷惑となります。
また、ノラ猫に餌を与えるとノラ猫が定着し、その場所で繁殖が始まってしまいます。
飼い主がいないかわいそうな猫を増やすことにつながりますので安易な餌やりはやめてください。
置き餌(餌を器に入れたまま放置すること)は絶対にしてはいけません。
置き餌は他の地域から移動してきた猫まで居つかせる原因になり、また、カラスやネズミなどを呼び寄せ、害虫発生につながるなど不衛生な状態になってしまいます。
最後まで責任をもって飼いましょう
猫を捨てることは法律で禁止されています。繁殖を希望しないのであれば、避妊去勢手術をしましょう。
飼い主の病気や引っ越し等で飼えなくなった場合は、飼い主が責任をもって新しい飼い主を探してください。
猫による被害にお困りの方へ
市民の皆さんから、猫に関する様々な相談が寄せられています。
しかし、猫には犬のような登録制度や放し飼いを制限する法律がないため、市役所では猫の駆除・捕獲をすることができません。
猫による被害を完全に無くすことは困難ですが、お困りの方は、以下の方法をお試しください。
- 忌避剤
猫の嫌いな臭い(市販の忌避剤、コーヒーかす、かんきつ類の皮、木酢液など)をまく。
- 構造物対策
ネットや市販の猫よけグッズを使う。水を撒く。トゲのある植物を植える。
- 追い払う
センサー付きブザーや超音波発生器を設置する。
猫には個体差があるため、あまり反応しない猫もいます。
ここで挙げる方法は、効果があると言われているものですが、効かなかったという事例もあり、絶対に効くと保証できるものではありません。
猫が学習するよう仕向けることが必要です。一回で効くものではないため、反復継続して行うことが大切です。
様々な方法を交互に試す、組み合わせて行うなどの工夫をするのも効果的です。
注意事項
猫は愛護動物です。虐待にあたるようなことは絶対にしないでください。法律で罰せられるおそれがあります。
また、猫よけ対策は必ずご自身の敷地内で行い、周辺環境には十分に配慮し、近隣トラブルが起こらないように注意してください。。