「第22回 教室に入りたい気分(後編) 2020年(令和2年)7月号」詳細ページ

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2021年5月26日

第22回 教室に入りたい気分(後編) 2020年(令和2年)7月号

前編第21回 教室に入りたい気分(前編) 2020年(令和2年)6月号(サイト内リンク)から続く

 前年から不登校を続け、小学3年生になり、保健室登校を始めたこゆきさん(仮名)。決して教室棟に近付こうとしなかった彼女に転機が訪れました。


 それはやがて6月に入ろうとする日でした。4・5月生まれの子どもたちの誕生日会。4月生まれのこゆきさんは保健室に来た子どもたちに手を引かれ、教室棟に足を踏み込んだのです。やや強引な誘いにちょっとドキドキして見ていた私に、手をつないだ女の子が「自分の誕生日会だけん、来るとは当たり前でしょ!」とアピールしました。子どもたちの進行で、カードのプレゼント、誕生日の子どもたちのスピーチ、そしてゲームと会は盛り上がり、こゆきさんも「大きくなったらペットショップやさんをしてみたいです」と自分の夢を語りました。

 進んで教室には入らないけれど教室棟という境界線が一つ消え、午後も学校にいるようになった7月。「こゆきちゃん、さよならぁ」「明日も来てねぇ!」と帰宅する子どもたちに声を掛けられながら、こゆきさんは廊下の椅子に腰掛けてお迎えを待っていました。そのうち、そこには教室で作品の掲示をする私と、廊下のこゆきさんだけになりました。話し掛けながら仕事をしていると、いつの間にか彼女が横に来ています。誕生日会以来の入室でした。「こゆきちゃん。今、教室に入りたい気分だろう」と聞くと、笑顔で彼女はうなずきました。それからお母さんが来るまでの時間、一緒に掲示を手伝ってくれました。


 感じ方の鋭さゆえに、同じ出来事でもこゆきさんにとっては重たく、体の自由をも奪ってきたのでしょうか。長い期間かかって心の中に積もってきたものから解放されるには同じくらいの時間が必要だといいます。
 不登校の子どもたちが宇城市でも増え続けています。学校で過ごす時間は長い人生の中のわずか。家で過ごすことも受け入れ、人生を楽しみ、生きていければいいのです。行けなくしてしまったものにも、大人は思いを巡らせながら、子どもたちの自立を応援していきたいですね。

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