2025年01月24日更新
令和6年11月から令和7年1月にかけて、三角、豊野、小川、不知火、松橋の各会場で、第20回人権フェスタinうきしを開催しました。
人権擁護委員のステージ
人権擁護委員の活動紹介とともに「人権とは人の命そのもの」という大切なメッセージが伝わってくるステージでした。各会場では、松橋高等学校、小川工業高等学校、宇土高等学校の高校生ボランティアがステージのお手伝いをしてくれました。
コッコロ隊のショー
熊本県人権啓発キャラクターの「コッコロ」が登場。コッコロクイズや楽しいダンスでは盛り上がり、人権メッセージの朗読では、身近な人権について考えさせられました。
講演
11月16日 三角会場 大湾 昇(おおわん のぼる) さん
「あることをないことにしない」
部落差別のある現実について、分かりやすく話しました。「部落があるから、差別があるのではなく、差別する人がいるから部落差別がある。部落差別が起きるのは、部落外。」と話し、部落差別について、みんなが正しく学ぶことの大切さを話しました。
11月23日 小川会場 森口 健司(もりぐち けんじ) さん
「ひとごと」から「わがこと」へ~資料「峠」と「スダチの苗木」に込めた願い~
現在も、中学校教員として、子どもたちの人権教育に取り組んでいる森口さん。実際の人権教育の様子を映像で見せながら、人権・部落問題学習について熱く語りました。生徒たちが本心を語り合う人権教育は素晴らしく、本気で自分のことを語る大切さを伝えました。
12月7日 不知火会場 松村 智広 (まつむら さとひろ) さん
「へこたれん~人はきっとつながれる~」
身近な人権問題に関して、ユーモアも交えながら分かりやすく話しました。アンケートでは、「楽しく人権について学べた」という意見が多数。人権が守られるためには、「自分がされて嫌なことは、他人にしない。」「他人の幸せを邪魔せずに自分が幸せになる」ことが大切と話しました。
12月14日 松橋会場 前田 良(まえだ りょう) さん
「パパは女子高生だった~最高裁で逆転勝訴してつかんだ家族のカタチ~」
女性として生まれながらも、子どもの時から自分の性別に違和感を持って生きて来た前田さん。パートナーと出会い、自分らしく生きられるようになるまで、また、2児の父親となるまでの感動の軌跡について話しました。「『幸せ』は人それぞれ違う。勝手に人の『不幸』を決めつけることは間違っている」と伝えました。
1月11日 豊野会場 人権バンド「ホライズン」さん
「出会い・触れ合い・感じ愛」
全ての人たちが幸せに暮らせる社会とは、「人権が保障された社会」であると考えます。素晴らしい演奏と歌声で、来場者のアンケートでも、「また聴きたい」「来て良かった」という声が多く聞かれました。
展示
宇城市内の小中学校生と県立の支援学校の生徒の人権をテーマにした作品を各会場で展示しました。子どもたちの素直な言葉に、大人も人権について考えさせられました。
園児、児童のステージ発表
今年度は人権フェスタ20回目の年であり、園児や小学校児童、松橋高校生徒によるステージ発表も行い多くの方に楽しんでいただきました。
参加・協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
人権フェスタは来年度も5会場で行う予定です。また、多くのご参加をお待ちしております。